地震のその後

皆さま大変ご無沙汰いたしております、茶荘歩香です。
地震の被害にあわれた皆さんには、心よりお見舞い申しあげます。
熊本をはじめ九州にいらっしゃるゲストの皆さんはご無事でしょうか？
一部の方にはメールやTwitterを通してご連絡やご心配をいただきました。
お気づかい本当にありがとうございます。励みになりました。
（皆さまに店舗閉店のご報告とお礼のお手紙などをと思っていた矢先で、
　結局なにもできずにおりましたこともお詫びいたします。）
ボクらも本震以降、しばらく避難生活をしていましたが、
ようやく実家の片付けなども落ち着き、少しだけではありますが、
いつもの日常に戻りつつあります。

さて、あの大きな地震から今日でひと月。
なぜこの日にブログを更新したのか…。
そう、とうとう歩香のあった建物が取り壊されることになったからです。
古い建物だっただけに、壁落ちやクラック、建物の傾きなど被害が大きく、
このままにしておくのは危険だということでした。

建物はこんなかんじに；立入禁止のテープもはられてました。
シャッターは、揺れのせいで勝手に開いてしまってます。
店内はもうモノがないので、特に荒れはなく壁落ちがすこしでしたけど。
来週から本格的な解体が始まるそうです。

ほんと、さみしいですね。内装・入口外観を自分たちで施工しただけに、
ああ、苦労した作品？が壊されるんだなぁという。
そして、皆さんとの思い出の詰まった空間がなくなるんだなぁという。
でも「これで歩香が終わるんだ」という悲しさは不思議とありません。
なんというか、「茶荘」であった「歩香」という一幕が降りるんだな。
そんな一区切り感がしています。

ただ、これでもう「茶荘歩香」が存在していたということを、
目で見て確認することができなくなります。なので、よかったら
ゲストの皆さんの記憶の中にある歩香を時々思い出してあげてください。

まだまだ余震が予断を許さない状況ですね。皆さまお気を付け下さい。
なにかありましたら、Twitterもしくはメールなどお気軽に。
大変な時期はまだ続きますが、がんばっていきましょっ☆

※　☆　※　☆　※

おまけ余談ですが、ちょっと不思議な感じがあったと言うか、
実はあの地震の前日に、工具の都合で取り外せずにいた、
歩香の店内に唯一残ってた「ディモンシェ」を取り外したんです。
そうしたら翌日にこの地震。
まさか「歩香」は災いを封印する結界の役割があったのでは？
その要石のような役割を「ディモンシェ」が？なんて妄想をｗ
そして、ずっと動き続けていた壁掛時計も、歩香を離れてから
まったく動かなくなってしまうしで…。
歩香の磁場みたいなものがなにかしらあったのかなぁと、
最近思ってますｗ